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代表取締役社長 和田宅矛インタビュー
家づくりHISTORYインタビュー
 
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interview 「お客様にいかに満足いただけるか」が評価基準


―――社内の雰囲気は?
   私はある意味ワンマンなところもあると思うんですけれども(笑)、押し付けも無いですし、割とお互いに言いたいことが言い合える風通しのいい会社だと思いますね。

―――スタッフの人達に普段から言い聞かせていることはありますか?
   お客様の満足をまず第一に考えなければいけないということは普段から言っていますね。担当者の独りよがりなものをつくっても仕方がないので、お客様にいかに満足いただけたかということが「家づくり」のひとつの評価だと思います。それと「快適な空間を提供するように」ということはいつも言っています。

―――他社との違いはどんな点にあると思いますか?
 
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 当社と他の工務店との大きな違いは、設計力を充分に生かした家づくりが出来る点だと思います。私は元々パースの仕事をしていたので当時知り合った建築家を沢山知っていますし、有名な建築家達とのコラボレーション実績もあります。ですからお客様のご希望に合った建築家を紹介することもできるんです。実際のところ、お客様にもよく「ここは設計事務所ですか?工務店ですか?」ってよく聞かれるんですよ。私は「工務店ですよ。」と答えるんですが、設計事務所のカラーの強い、ひと味違った工務店として、プランニングを重視した家づくりをしていきたいと思いますね。
 また、当社は昨年リフォーム部門において、「TOTOリモデルスタイル作品コンテスト」で優秀賞をいただきました。全国から応募した2,610作品のうちの20作品の中に選ばれたわけですから、このことはスタッフ達にとって大きな励みになりました。 また、同様にINAXのコンテストでも賞をいただきました。こうした、デザイニングとディテールにこだわったリフォームのノウハウを、これから新築の家づくりにもフルに生かしていきたいと思っています。

―――プランニングの際に重視していることは何ですか?
   住まいというのは、親子や夫婦、とにかく家族が仲良く暮らせるようにつくることが一番大切だと思います。ですから、家族が一体感のある暮らしを味わえる空間づくりを心がけています。例えば室内に吹き抜けを設けて、1階のリビングから2階に声をかけたり、2階の窓を開ければリビングの様子が見える…というように、家族同士がお互いの存在を認め合いながら住まうことができる空間構成を基調にしています。それと、家全体を有効に利用していただけるような空間づくりも重要だと思いますね。分譲住宅にお住まいの方には、室内の6畳ぐらいのスペースに家族全員が集まって、あとの空間には誰もいないような住まい方をされている方もいると聞きますが、それではもったいないので、室内のどこでも話ができたり寛いだりできるような空間をつくりたいと思っています。
 また、こうした住まいを実現するには、プランニングに時間をかけることも大切かと思いますね。ご家族それぞれの意見を聞かせてもらったり、ご自分でプランを作ってもらい、それを修正していくような形で、お客様と一緒につくり上げていくことが重要じゃないかなと思います。
 ただ、新築の場合はどうしても予算というものがウェイトを占めますから、年収や家族構成、ご両親からの協力金がどれくらいあるかなどをお聞きしながら、まず始めに資金計画のご相談から承るようにしています。その上で計画していかないと、せっかくプランニングしても絵に描いた餅になってしまっては申し訳ないですからね。

―――プランニングの上で、パブリックとプライベートの配分についてはどう考えていますか?
 
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 それは個々の家族によって違いますし、年月と共に住まい方も変わってきますから、難しい問題ですよね。ですから、当社では最初にご家族の個々の趣味や考え方を充分に聞いてから慎重にプランニングを行います。
  ただし、先のことは誰にもわかりませんから、例えば子供が成長してもっとプライバシー空間が必要になった時には、吹き抜け部分に部屋をひとつ造って上下を分けるというように、後々、融通のきく家をつくっておくといいんじゃないかなと思いますね。初めからあまりカッチリとした仕切りを設けずに、必要に応じて徐々に仕切っていけるようにしておいた方がいいんじゃないかな。「変化出来る家づくり」がうちのプランニングの基本だと思っています。

―――雨楽な家を扱うことにしたポイントは?
 
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 雨楽な家は、自然素材が使われている点と、デザインや広告物などのビジュアル的な素材も気に入ったので賛同させていただきました。例えば、「雨楽な家」は建具もすべてオリジナルで、建材を使わず建具屋さんがつくるんですよ。そういうこだわりに惹かれましたね。
  ただし、単なる「雨楽な家」ではなくて、「造研住工房がつくる雨楽な家」として、当社の持ち味をプラスするという考えでいます。当社には、環境問題に関連した会社で、設計や現場監理の実績を積んだスタッフが多いものですから、そのスキルを「雨楽な家」とうまく組み合わせていきたいと思っています。
 実際のところ、「雨楽な家」は自由性が高いものですから、工務店によって非常に違いが出てくるんですね。ですから、「雨楽な家」の良いところと、当社のオリジナリティの両方を兼ね備えた家づくりをしていきたいと思うんです。例えば水周りなんかの部分はもっと個性的にしたいと僕は思っていますので、システムキッチンをポンと入れるのではなくて、おしゃれな感じの水栓器具をつけたり、造作の収納をつけたりして、もう少し手を加えたものにすることを考えています。
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